Wi-Fiの電波が届きにくい場所がある時の解決策① 「Wi-Fi中継器」

会社の敷地が広い、建物が大きく障害が物多かったりする場合、
場所によってWi-Fiの電波が弱くなる、届かなくなる、という事はありませんか。

そんな状況を改善するために考えられるのが、「Wi-Fi中継器」です。
Wi-Fi中継器は、Wi-Fiルーター親機の電波を受信し、
それを再送信することでWi-Fiのカバー範囲を広げる装置です。

■なんで電波が弱くなる?Wi-Fiの仕組み
Wi-Fiの電波は壁や障害物を通り抜ける度に弱くなります。
そのため、障害物が何もない広い場所だと強く、広範囲に電波は届きますが、
別階の部屋や、四方が壁で囲まれた部屋では電波が途切れがちになり、通信速度が遅くなってしまいます。

■どんな良さがある?
・Wi-Fiルーターから近い部屋なのに電波が届きにくい場合、そこを狙って電波を届けられます
・遠い場所のため電波が弱い場合でも、遠くまで電波を運ぶことができます
・設置、設定が比較的カンタンなので手軽に社内Wi-Fiの範囲を広げる事ができます
Wi-Fi親機を買い替えるより安価に購入できます

■使い方は?
・Wi-Fiルータとつなぎたい機器の中間、親機の電波が弱くなる手前に設置します
・電源接続方法によってコンセント直挿しタイプと据え置きタイプがありますので、設置場所の状況によって使い分けます

■コストは?
・中継機はWi-Fiルーターと比べ、安価に販売されています
 より性能の高いWi-Fiルーターに買い替えることや配線工事をすることよりも、
 中継機を導入したほうが費用や手間を削減できる場合があります

■デメリットは?
・親機と中継器の電波の境目を移動しても、自動的に接続の引継ぎはされないので、
 電波間を移動しながら使う場合には注意が必要です。
中継方式の影響で速度が低下しやすいため、高速通信が求められる場合はメッシュWi-Fiなど別方法も検討する必要があります

■お得に性能アップできる裏技?!
今までの親機を中継器にして、新しい性能の良い親機に買い替える事で、
 性能アップだけでなく、これまで使っていたWi-Fiルーターを中継機として再活用でき、
 電波範囲を広げることができるため、おススメです。

■まとめ
Wi-Fi中継器は、Wi-Fiの死角を解消するのに比較的手軽に安価に設置できます。
今まで電波が届きにくかった場所に重点的に電波を届けるような使い方に適しています。
より高速通信を行いたい、電波間を移動しながら切れ目なく使いたい場合は、メッシュWi-Fiなど別の方法も検討が必要です。

ベイシステムでは中継器の設置設定のご相談を承っています。
御社のWi-Fi環境に不便を感じたら一度ご相談下さい。